売却と買取・・・どちらが良いの?

売却と買取の違いとは

売却と買取…言葉だけで見ると同じような意味に感じますよね。
しかし不動産においての「売却」と「買取」は大きく異なる点が2つあります。
まずは2つの違いについてご説明します!

➊買主が違う
1つめは、買主の違いです。
売却では不動産会社が仲介として入り、個人の買主に向けて売却活動を行います。
買主は原則「個人のお客様」です。
買取は、個人のお客様では無く、業者が物件を買い取ります。
買主は不動産会社や建築会社などの「業者」です。
➋スピード感が違う
2つめは、売れるまでのスピード感が違います。
「売却」は決められた条件に合う買主を探すことになるため、売れるまでに時間がかかる上、希望の条件では買主が見つからない場合もあります。
内覧対応や売り出し価格の見直し等の売却活動を行う必要があり、平均して3カ月~6カ月ほどの期間を要することが多いです。
「買取」は業者に提示された価格で買い取ってもらうという流れで、成約に至るまでが早いです。
そのため、最短で1週間~1ヶ月ほどで取引が完了する場合もあります。

他にも様々な違いがありますが、大きく違うのはこの2点です。

それぞれのメリット、デメリットは?

違いだけで見ると、早く売れる買取の方が良いのでは?と思われる方も少なくないかと思います。
ここで、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。

【 売却 】
〇納得のいく価格で販売活動が出来る
 →不動産仲介会社が出した査定金額を基に売主自身で売却金額を設定できます。そのため、売主にとって納得のいく価格で売り出すことが可能です。
〇不動産仲介業者が販売活動を行う
 →全国の不動産会社が参照できる指定流通機構(レインズ)への登録、WEBやチラシなどでの宣伝・広告活動など…不動産のプロとして様々な販売活動を行います。
△売れるまでに時間がかかる、不慣れな業者に依頼すると損をしてしまう
→売りたい条件に合う買主を探すために、時間を要することになります。
また、不慣れな業者に依頼した場合、想定より安い金額で売却することになり損をしてしまうことも…。
△査定金額の通りに売れるわけではない
売却の査定金額はあくまで「この金額だと3カ月以内に売れるだろう」という目安の金額です。売却の場合は売り出した金額で買主が見つからなければ、頃合いを見て価格を調整することも珍しくはありません。
不動産会社選びの際も、査定金額が高ければ良いという訳ではありませんので、注意が必要ですよ。

【 買取 】
〇早く売れやすい
 →業者が提示した金額で買い取ってもらう形式のため、買主を探す手間や時間を省く事 ができ、早く売れる可能性が高いです。
〇査定額がそのまま買取金額になる
 →買取の場合は業者が「この金額で買います」という金額を提示するため、査定額がそのまま買取金額になります。
〇条件を付与しやすい
→荷物を残したまま、引渡し期間の指定など・・・
買い取ってもらうにあたり、売主側の都合で条件を付与しやすくなっています。

△相場の7~8割ほどの価格で売ることになる
 →買取だと売却で販売する場合の相場に対し約7~8割程度の金額で売ることになります。
  買取の場合、業者は買い取った不動産をリフォームやハウスクリーニングし、再度販売することで利益を得ます。
販売時にかかる経費やリフォーム代がある分、買取金額は少し安くなってしまいます。
△そもそも買い取ってもらえない場合がある
買取はどのような物件でもOKという訳ではなく、買取業者や不動産会社が売れると判断した物件のみが対象になります。
基本的には業者が買取後にクリーニングやリフォームを行うため、売却よりはそのままの状態でも売れやすいのですが、著しく老朽化が進んでいる・立地が非常に悪い等の場合は買取を受け付けてもらえない可能性があります。

結局どちらがおすすめなの?

上記のように「売却」「買取」それぞれにメリット・デメリットがあります。
結論、一概にどちらの方が良いというのはありません。
例えば、
時間がかかっても納得のいく金額で売りたいなら・・・「売却」
安くてもとにかく早く売りたいなら・・・「買取」など
自身の状況に応じて適切な方を選ぶことが重要です。

転勤や特別な事情で引渡し時期が限定されている場合や、お部屋の中に荷物が大量にあり、買い手側で処分して欲しいといった場合は買取を選ぶ方が多いです。
物件の状態によっては、個人に向けての売却は難しいが、買取なら良い金額がつくような場合もあります。
また、売却・買取どちらにおいても自身が所有している物件の相場を知っておくことも重要です。
相場を知っていないと、急いで買取を依頼してしまい、早く売れたものの結果的には損をしていた…という事態を招いてしまう恐れがあります。

自身にはどちらの販売方法が適しているのかお悩みの方は、まず不動産会社へ相談してみましょう。
今回は「売却」「買取」についてお伝えさせて頂きました。
ご自身の所有物件はどちらの方法が好ましいのか判断する材料になれば幸いです。
売却か買取か、迷った場合は安易に決定せず、まずはご相談ください。
ブルーホームでは近隣の成約事例や立地・周辺環境などしっかり調査の上で査定を行います。
お客様の状況をお伺いし、どちらの方法が適しているのか、豊かな経験に
基づくノウハウでご提案させて頂きます。

不動産売却のことでお悩みの方は、是非お気軽にご相談下さい。

売却と買取・・・どちらが良いの?